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2009年10月3日土曜日

センサーの大きさとピントの合う関係


焦点距離はピントの合う範囲を決定する。
 デジタルカメラになって35mm換算にして200mm相当の望遠効果などとカタログやネットのカメラの使用を見て書いてあることが多い。頭の中では,望遠レンズであるから,望遠効果が出て,ピントの合う範囲が狭くなると考えがちだが,焦点距離は焦点を結ぶ位置なので、変わらないことになる。
 そう書かれると、「どのようなこと」と思われる方がいるかもしれないが、実は35mmのセンサーの一部を切り取ったのが35mmサイズよりも小さいセンサーのレンズの画角になると考えてもらえば解りやすいと思う。
 よく、ボケを生かした撮影は、デジタル一眼で撮影できるのどと宣伝しているのはそのことを示している。コンパクトデジタルカメラの場合は、3分の1インチや2分の3インチの対角線のサイズのデジタルカメラが主流の物がほとんどであるから、10倍ズムの18-200ミリ相当のレンズでも4.95-35.4mmの焦点距離しかレンズの焦点はないのである。せいぜいボケを生かした撮影ができるのは、コンパクトカメラを一番望遠側にセットして、一番近い位置で撮影する物を撮影すればなんとかボケを生かした撮影ができるか。レンズの明るさが明るい物がついていれば望遠側でなんとかボケを生かした撮影ができることになるのだ。
 ちなみに、35mmのレンズの焦点距離は35ミリで準広角レンズの範囲の物として扱われている。まして5mmなどというウルトラ広角レンズは、今までに聞いたことがなくせいぜい12mmが今までに出た中でのレンズの広角レンズ値であるからだ。
 だから、今までのコンパクトカメラでは絞りの機能は省かれている物も多いはずである。たとえ、その機能がある物にしても絞りの値はF8.0までで、その効果は望遠にしたときの近写で
なんとか撮影できる程度である。絞りがF8.0で限定されてしまうのは、絞りの数値をこれ以上小さくすると、センサーが小さいために光の回折現象が起きてしまい画質が悪くなってしまうからである。
 画像は、センサーの大きさの違いで物の写る大きさが違うのを表している。一番小さいセンサーは、コンパクトデジタルカメラの35mmの場所で撮影した画像。その次の赤い枠は、フォーサースセンサーのカメラで35mmの位置で撮影した画像である。その次の赤い枠は、デジタルカメラの主流になっているAPSサイズのカメラで撮影した物で、35mm晩のフレームは全体の画像の部分である。
 ほぼ、センサーの大きさと画角が焦点距離で決まってくるもので、その一部を切り取ったが増加がこの写真を見ていただければ解ると思う。

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